第6回 なら はがき人のつどい

坂田道信先生ご講演

「ならはがき人のつどい」も、「ちばはがき人のつどい」を兄として

やっと6年目を迎えることができました。

第1回より坂田先生をお迎えしての、ならはがき人のつどいです。

この5年間、多くの先輩や道友に励まされ守られて応援くださいました。

万感の思いです。

心新たに第10回を目指し力強く一歩を踏み出したく思っています。

ご多忙のことと思いますが、万障繰り合わせの上、

ご出席頂けましたら大いに励みになります。

当日会場でお会いできることを楽しみにしています。


日時  平成18年7月2日(日)

     受付   12:30〜
     つどい  13:00〜16:00
     交流会  16:00〜17:30

場所   奈良商工会議所

      詳細は、こちらから

会費  つどい  3,000円
     合縁会 1,000円


坂田道信先生プロフィール

昭和15年広島生まれ。

昭和46年8月、森信三先生に出会い、徳永康記先生に励まされて、
   複写ハガキを始める。

昭和57年夏「複写ハガキを書くことは道である」と開眼し、
   「ハガキ道」を創始。

現在、ハガキ道講演のために全国行脚の日々を送る。
NHK放送「心の時代」に出演。


お問い合わせ・お申込み

  山口明義(やまぐち あきよし) 〒630−8244 奈良市三条町535

      FAX 0742−24−7471

      携帯 090−3896−6298

    ★ FAXまたはお電話でお申込みください。
    ★ 定員になり次第〆切させていただきます。
    ★ 会費は当日会場でお支払いください。



はがき文集のご案内

今回初めて、“はがき文集”を作ることとなりました。

ふるってご参加ください。

全国のはがきびとで創り上げる手作り文集です。

 只今、皆様からのはがき原稿を大募集中です。

絵葉書も大歓迎!

当日『集い』に参加できない方のご応募ももちろん大歓迎。

『集い』に参加された方にはもちろん、集いに参加出来なくても

はがきを寄稿いただいた方にはもれなく文集を差し上げます。

皆様からのはがきを心よりお待ちしています。

  テーマは・・・『はがきと私』
          『家族へのメッセージ』等、
         自由にテーマを選んで書いてください。

  書き方は・・・一行目にテーマを
          最終行にお名前もお忘れなく。


 応募先は・・・〒630−8244 奈良市三条町535
         携帯 090−3896−6298 山口明義 まで


★ご応募はお一人様はがき一枚とさせていただきます。

★お送りいただいたはがき原稿をそのまま縮小コピー(白黒)して文集に
 しますので、字は濃くはっきりと書いてください。

★文集目次に寄稿者のお名前・ご住所を掲載します。
 ご承知の上ご寄稿ください。


坂田道信先生のご紹介
・・・・ いい話の新聞記事より

ハガキを書くために この世に送り出された

 私が複写ハガキを始めたのは昭和46年、29歳の時のことです。

森信三先生に出会い、徳永康起先生に教えていただいたのがきっかけです。

病弱で学校もろくに行けなかった私は漢字を知らず、ひらがなしか書けませんでした。

辞書を引きながら書いた一枚のはがきに漢字が2〜3個というありさまでしたが、

徳永先生は誉めに誉めて励まして下さり、私が差し上げる以上にたくさんのハガキを下さいました。

ただ書けと言われて、言われるままに書いて出したら、友だちが増えました。

広島の田舎に住んで、百姓や大工をして暮らしているこんなぶこつ男のもとに、

県外からも毎日ハガキが来ました。

これはうれしかった。

ただ、うれしかった。

ハガキが来たら元気になります。

活性感が湧きました。

人間には「つながる」という喜びがあります。

森先生の手紙は難しい漢字が書いてあって意味が分からず、寺田清一先生に読んでもらいました。

何が書いてあるか分からなくても、いただくだけでうれしいハガキでした。

 教育というのはハガキを書くことです。

春4月、受け持ちの子どもが決まったら、先生は子どもたち一人一人にハガキを書くのです。

うれしくて皆わくわくして学校に来ます。

家庭訪問をしたら、親と子それぞれにまたハガキを書きます。

それで人と人がつながっていくのがハガキの世界です。

中小企業の経営者は業績を上げたいと思うならハガキを書けばいいのです。

本気で相手に語りかけることをせずに、モノだけを売ろうとしても売れません。

組織のリーダーはハガキを書いてメンバーに語りかければいいのです。

ハガキはネットワークなのです。

 私は「ハガキ道」講演のために全国各地を行脚していますが、

組織もありませんし、これを広めようと思ったこともありません。

本当にいいものは広めなくても、自然に「広まる」ものだと信じているからです。

組織をつくって会費を取ったら、会員は会費を払うロボットになり、

私自身は低い世界へ堕ちてしまいます。

 一枚のハガキに生命を込めて書きます。

ハガキは自分が書いているものですが、相手のおかげで書かせてもらっているものです。

このことを教えられてから、「ハガキ道」が見えてきました。

ハガキを書くために私はこの世に送り出されたのだと思っています。


1枚のハガキに生命を込める


無欲で全うハガキ道  森信三先生の教えに従い

 戦中、戦後の教育界において独自の教育哲学と生き方を貫き、

多くの人々に影響を与えた教育者・哲学者、森信三(1992年没)。

彼が提唱した実践哲学の一つが「複写ハガキ」である。

そして現在、その最も忠実な実践者が「ハガキ道」を行う坂田道信さんである。

 坂田さんはどこへ行く時も、辞書と住所録と複写ハガキをたずさえて、ひたすらハガキを書く。

旅に出る時は200枚は持参する。

28歳の時から現在まで、森先生の教えを真っ正直に守って書き続けている。

それは「行(ぎょう)」に等しい真摯な行為である。

 坂田さんは著書「ハガキ道に生きる―一枚のハガキに生命をこめて」のなかで、

「ハガキというものは、自分が書いているように思いますが、

相手のおかげで書かせてもらっているのです。

これを忘れないようにしたいと思います」

「ハガキは相手様の名をかりて、

半分は自分自身に書いているようなものです」と語っている。

ハガキ道とは、ハガキを書くという当たり前の日常習慣のなかに、

深い意味を見出した「生き方」である。

 坂田さんは広島県の生まれ。身体が弱く、

小学生の頃は年に何度も肺炎を起こすような病気がちの子で、

学校を休んでばかりいたという。

 高校を卒業すると、健康な若者たちは大手自動車メーカーの下請け工場に

働きに出たが、坂田さんはそれがかなわず、近隣の農家のお年寄りに頼まれて

農作業を手伝ったり、大工仕事の手助けをしていた。

 昭和42年、27歳で結婚し、一男二女をもうけたが、昭和50年死別。

昭和60年、櫻井宣穂さんと再婚して現在に至る。

 複写ハガキを知ったのは、昭和46年、森先生が主宰する社団法人

「実践人の家」の研修会に参加した時である。

 当時、定年で教育界を離れていた森先生は講演や著書の執筆に忙しかった。

これ以後、森先生を終生の師として敬慕し、徳永康起先生を通じて教えられた

複写ハガキに人生の指針を見出すことになる。

裕福とは縁遠い慎ましい生活の中、書くことによって育てられ、

書くことによって救われたと振り返る。

 ハガキは言うなれば「普段着」だから、書式にこだわる必要はない。

一人一形態、自分の書き方で自分を表わせばいいと坂田さんは言う。

複写ハガキは「複写だから失礼」と言う人もいるが、

「ハガキは書くまでの作業が勝負。直筆にこだわることはない」というのが

坂田さんの持論だ。

 実際、坂田さんは、内容はもちろん、言葉の選び方、表現、文字の配置、

空白の残し方、カーボンの色など、考えに考えて、心血を注いで一枚を書く。

たとえば青のカーボンが心を伝えるのに適しているということは、

13年書き続けて見つけたことだ。

 「どんなえらい学者でも、複写ハガキを実践していない人には分からない。

私には自分の体験から導き出した事実がある」

「脂汗を流して身に付けたものが本当の財産」

私のナムアミダブツ ゆるやかだが確かな“絆”

 一枚のハガキは、その人の存在証明である。

心を尽くしたハガキを相手に出せる喜び、相手からもらった時の感動、

それはかけがえのない体験だ。

だからIT時代の今でも、ハガキ道は揺らぐことがない。

「インターネットなど話にもならないのがハガキの世界」と言う坂田さん。

 「毎日書いているハガキが私のナムアミダブツです」と

ぎくりとするようなことを、さらりと言う。

 在りし日の森先生は坂田さんを評して

「現在わが国に生きている稀有の妙好人の一人」と言い、

「一介無名の大工兼業の一農民」の潔さに信頼を置いていた。

名利を嫌った師と同じく、坂田さんもまた名利から離れて、

一人こつこつとハガキ道を貫いている。

しかし、ハガキ道の実践者は増え続け、じわじわとネットワークを広げている。

ゆるやかだが確かな絆は、次の時代の「つながり」の理想的なモデルだ。


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